検定を受験するときに会場で試験のサポートをしてくれる人っていますよね。
皆さんスーツを着ているので、検定を主催している社員が監視していると思われているかもしれませんが、そのほとんどが日雇いのアルバイトってご存知でしたか?
そして簡単な面接さえクリアできれば誰でも試験監督になれるのです!
今回は、私が英検の試験監督のアルバイトをした時の体験談を元にベールに包まれた仕事内容を記事にしていきたいと思います。
目次
英検試験監督バイトとは?その役割
「監督」というぐらいだから皆をまとめる重要な仕事なのかと思われる方もいるかもしれませんが、仕事内容は至ってシンプルです。
- 試験環境を整える
- 受験生のサポート
- 試験監督
- 撤収作業
大きく分けると4つの仕事に分かれます。
試験環境を整える
受験生が来る前に行う仕事です。
- 机や椅子を運ぶ
- 黒板に試験の案内・注意点を書く
- 案内図を設置
- リスニング試験の音声チェック
それぞれ役割分担で行います。
英検の仕事をするとなったときにやってみたかったのが、説明などを黒板に書くことです。これはみんなやっているのではないでしょうか。後ろの人でもちゃんと見えるよう、頑張ったつもりです。
リスニング試験の音声チェックはやっていないのでどういった内容か分かりません・・・。
ちなみに、私が働いていた会場ではトイレ掃除などの清掃業務はありませんでした。
ここではテキパキ動くことが要求されます。サボってる人もいましたが(笑)
受験生のサポート
受験生が来てから試験が始まるまでに行う仕事です。
- 受験者の受付
- 受験者の試験会場までの案内
- 保護者の案内
会場の入り口で受験票を確認して、どこの教室に行けば良いのか案内します。
小さな会場でしたので受験者も特に迷うことなくトラブルもなくスムーズだったと思います。
試験監督
試験中に行う仕事です。
- 注意事項の説明
- 試験問題の配布
- トイレ対応
- 巡回
- カンニングのチェック
問題用紙などを配りましたが、手が乾燥していて中々スムーズに配れず、申し訳なかったなと思います。
ここまで乾燥することがあまりないので、自分で動揺してしまいました。動揺して初めて、スムーズに配ることが出来ました。
試験中は、基本的に待つ作業が多いです。ですが本を読むことも出来ないので、ひたすら解いている様子を見ているか、考えごとをしているかの二択しかありません。
もちろん、ずっと様子を見ているなんて、受験者にとっては負担でしかありません。
それは、経験者である私がよく分かることです。ですので、たまに見渡す程度にしました。
監視という意味では歩いて確認したりするわけですし、あまりやりすぎるのも緊張を招いて良くないかなと思いました。
ですので基本は、のめり込み過ぎない程度に考えごとをしていました。
試験中に色々なことが起こると言いますが、私の場合は、目の前にいる人が消しゴムを落としてそれを拾ったくらいで、あとは何もありませんでした。
至って静かなものでしたし、空調を調節したのも試験前です。
具合悪くなる人も、トイレに行きたくなる人もいませんでした。
ですので、言ってしまえばこっちがやることというのはかなり限られていたのではないでしょうか。
トラブルとまではいかなくても、色々あるところも多いようなので、部屋によってかなり違ってくると思います。
私のところはほとんど何もなかったようなものなので、逆に凄く眠くなりそうでした。そうでないところは、眠くなる暇なんてなかったと思います。
カンニングをしないように監視するのもそうですし、問題や用紙を配るのも仕事です。
具合が悪い人はいないかも見ていますし、場合によっては部屋の空調を調整したりもします。
見ているだけではなく、雑用も試験監督バイトの仕事です。
撤収作業
試験が終わった後に行う仕事です。
- 試験問題の回収
- 会場の片づけ
試験が終わると、試験問題を回収して管理者に渡します。
最後に会場の片づけをして勤務終了です。
英検試験監督バイトの基本情報
雇用形態 | 登録派遣(派遣社員) |
---|---|
勤務地 | 英検実施地(全国) |
勤務期間 | 単発 |
勤務時間 | 概ね8:00~17:00 |
給料 | 日給8,000円~ |
ごくごく一般的な単発バイトの条件と似たような待遇です。
試験は午前と午後で分かれており、
- 午前:準1級・準2級
- 午後:1級・2級・3級
で行われます。仕事内容としては午前も午後も同じです。
給料については、私が働いた場所は田舎町でしたので日給8000円+残業2時間で1万円ぐらいでしたが、都会だと日給だけで1万円近くはいくのでは?と思います。
注意点としては交通費が出ないという点です。登録する派遣会社によっては支給されるかもしれませんが、こういった単発バイトでは支給されないのが一般的なので、勤務地はできるだけ交通費のかからないエリア(自宅や学校の近くなど)を選択するようにしましょう。
バイト時の服装(注意点)
まずスーツは必須です。
結婚式で着るような派手なスーツでなければ何でも構いませんので、普段スーツを着ない方はリクルートスーツでも良いのでとりあえずスーツを探しましょう!!
注意点としては、ヒールなど音のなる靴は履いてはいけないということ。ですので女性の方は気を付けて下さい。パンプス(ローヒール)の女性はいました。
革靴がベストですが、無ければスニーカーでも問題ありません。(スーツにスニーカーって見た目は・・・ですが。)
ネックレスやブレスレットは厳禁です。ピアスは、、、女性だったら大丈夫だったかな?私はしないので分かりません。
時間管理がかなり重要なので時計は絶対にあった方が良いです。
試験監督バイトの探し方
「マッハバイト」や「バイトル」などのアルバイト求人サイトから仕事を探すのが一般的です。
特にマッハバイトでは採用お祝い金が設定されているので、普通に応募するよりお得です。
私の場合は、このバイトやりたいという強い気持ちというよりは、なんか面白そうという気持ちで応募しました。あとは英検を受けたことがあるので、なんとなくやることが想像つきやすかったというのもありますね。
試験監督バイトの求人を募集している会社
私の場合は、試験運営の人材派遣を行っている「nexa(全国試験運営センター)」に登録しました。
その他にも「フルキャスト」や「ランスタッド」などの派遣会社で応募しているみたいです。
バイト求人サイトでは一括して観覧できるので便利です。
説明会から勤務までの流れ
こちらは、「nexa」の公式サイトから引用したものですが、他の派遣会社でも同じ様な流れになるでしょう。
注意点としては、登録会に参加しなければ仕事ができないという点です。登録する際に面接などはありませんので、やる気があれば誰でも登録できます。
登録したら登録したメールアドレス宛に仕事情報が届くので、そこで試験監督のバイトがあれば応募するといった流れです。その際も面接はありませんので、運がよければすぐに働くことが可能です。
nexaではマニュアルがしっかりしているので、未経験者でも安心して働くことができるでしょう。
仕事をしていて「良かったこと」
良かったことと言えば、とにかく仕事が楽ということですね。
肉体労働も机と椅子を並べるぐらいですし、知識を要求されることもありませんし、楽して稼ぎたいならまずお勧めします!
あとは、部屋の中を回ったりして、カンニングしていないか、困っている人はいないかなどを見て歩くのですが、これが少し面白かったです。監視員の仕事を全うしているというかんじで、毎回楽しんでいました。
試験中に見回りをする優越感を感じます。先生になった気分になります(笑)
仕事をしていて「辛かったこと」
皆さん気になりますよね~。
辛いことと言えば、試験中がとにかく暇という点。その割に緊張した空気が張り詰めているので胸が苦しくなります。当然ながら静かにしなけえばいけないので私語はもちろん、咳やくしゃみも厳禁です。
あとは、これは登録制派遣全般に言えることですが、勤務するまでがかなり面倒という点が挙げられますね。
定期的に働くのであればいいですが、1日だけ働くためにわざわざ登録会に参加してマニュアルを覚えなければいけないのはキツですね。ですので、効率よく稼ぎたい方には不向きです。
SNSで集めた口コミ体験談
英検の試験監督のバイトおすすめです。編入受験生の時もやってました。
メリット
1、仕事は殆ど暇。2、昼はステーキ弁当と飲み物を提供してくれる。3、いつも30分以上前に終わる。4、英語のモチベーションが上がる。5、夕方終わる。6、現金手渡し。— 賢介 (@56ttozRhSCr5g1s) 2019年3月3日
日雇いなら試験監督が楽だよー。場所によってはその場でもらえるし。英検だかTOEICがそうだったかな?
長期は学校生活に慣れてからがいいと思うな!— わっちょ@ナナラボ昼夜 (@waccho_77) 2019年2月26日
まとめ
英検の試験監督というのは、場合によるかもしれませんが雑用が結構多いです。
もちろん主には監視なのですが、監視だけではないと思っておいたほうが良いでしょう。予め確認できるならしておいたほうが良いですが、出来なかったとしても、色々やらなければけないんだなと思っておいたほうが楽だと思います。
思っているよりもやることは多いですが、大変かというとそれは違います。色々なことを少しずつという感じなので、私は結構楽しめました。
結局は、楽しめるかどうかだと思います。
あまり何回も出来るようなバイトではなかったからなのか、色々なことが新鮮で楽しめました。試験中に読書なんて出来ればなお良かったのですが、もちろん無理なのは分かっています。
ですが、あの独特な空気感を味わうことなんて早々ないでしょうし、良い経験だったと思います。
興味がある人は、ぜひやってみてください。