大学生のとき、2年ほどホームセンターコーナンで働いていました。
知り合いが働いていて自分が辞める時に紹介してもらった形だったので、面接も形式的なもので、すぐに採用になりました。
こちらの記事では、私が経験していた仕事内容について分かりやすく解説するので、コーナンでアルバイトをしようか迷われている方は参考にしてみて下さい!
コーナンの主な仕事内容
レジと品出し
仕事の概要としては、まずレジ業務と品出し作業があります。レジ業務は特に変わったことはなく、レジの操作方法さえ覚えてしまえば難しくありません。
強いて面倒な点を挙げるとすれば、切り売り商品のメートル数の打ち込みや返品不可の商品の説明でしょうか。切り売り商品は切った後の返品ができないため、それらの説明を切る前とレジでします。
また、お風呂用品なども返品できないため、その旨を精算前にします。精算時に配達や取り置きを頼まれたりすると手の空いている他のスタッフを呼んで引継ぎをします。
品出しはかなりの商品数があるので、難易度はジャンルによります。
食料品や消費期限のある商品も多いので、先入れ先出しを徹底するよう社員の方によく言われます。パートや社員の方で1つのジャンルにつき一人以上担当が決まっており、基本的にアルバイトはその人達の指示に従って品出しをします。曜日によって入ってくる商品のジャンルが決まっていたり、広告に合わせて入ってきます。
特に商品の入れ替えが激しい日用消耗品は毎日のように入ってくるので、とりあえず手が空いたら洗剤を出していくということも多いです。営業時間中にも品出しはしますが、大きな商品や、夕方の納品で入ってくるものは閉店作業後に出していくことが多いです。
なので、昼のシフトから夕方シフトに切り替わる時、ジャンル担当からアルバイトに納品内容を引き継がれることが多いです。また、新商品が入ってくると棚替えがあるので、展示品の組み立てをすることもあります。3段ボックスのような簡単なものから、慣れてくると小型収納庫や物置までやらされることもあります。
接客とサビカン業務
次に接客とサービスカウンター業務があります。
様々な商品を扱っているので、電球のワット数を聞かれたり、家具の組み立て方を聞かれたり、野菜苗の育て方を聞かれたりとお客様からの質問が多岐に渡ります。固定レジに入っていない時は、PHSを持つことが多いので、ジャンル担当に引き継いだり、社員に確認したりします。
土日などで店員の数が多くPHSを持っていない時はレジ横や店内各所にある内線電話で同じことをします。
また、切り売り商品もあるので、カッティングシートや人工芝、電線、ホースなどをお客様の要望に合わせて切ります。配達や軽トラックの貸し出しもあるので、荷物の積み込みを手伝ったりもします。一番重いものだと、生セメント30kgなどを積み込んだりもします。
サービスカウンターの業務も色々あります。領収書の作成、商品の在庫確認、取り寄せ、掛売りの書類作成、メーカー問い合わせ、返金手続き、軽トラックの貸し出し手続き、配達手続き、工事の見積もり、合鍵作成などです。クレジットカードの返金は基本的に社員のみ行なえる業務となっています。
合鍵作成も社員のみなのですが、ベテランになってくるとパートやアルバイトでもすることがあります。
園芸用品とPRO商品
園芸商品に関する業務もやります。納品されてから時間の経ったものの花がらを摘んで整えたり、枯れた部分を切ったり、もちろん水遣りもします。
冬場は、外に置いている商品の霜よけ、雪よけに不織布をしいたり、ビニールカーテンをかけたりもします。季節によって入ってくる商品が全く違うので、覚えることがかなり多いです。土や肥料など重たい商品も多く、品出しが大変なジャンルの一つですが、なぜか女性のアルバイトが配置されることが多いです。
園芸とは別に石材や資材、大工用品のジャンルもあります。こちらは「コーナンPRO」で主に取り扱っている商品なのですが、一部の商品を普通のコーナンでも置いています。
小さい脚立やコンクリートブロックなどがこれに当たります。大きいはしごや専門道具を求めて来店するお客様も多く、
- 商品がないか確認する
- 一番近くの「コーナンPRO」の店にないか確認する
- お客様に「コーナンPRO」の場所を説明する
といったことがよく起こります。
閉店作業と棚卸し
閉店時間が20時で、その後1~2時間閉店作業と品出しを行ないます。ゴミ回収やモップがけ、電球や引取り商品の処理、返品された商品の品出し、軽トラックの鍵の確認、高額商品のタグ巻きなどを手分けして行ないます。
棚卸しは半年に1回行なわれます。バイトと社員が二人一組になって商品を数えていきます。その日の閉店後、専門業者が来るのでそれまでにすべて数え終えなければなりません。
アルバイトに入って一番初めの研修はビデオを見ながらの穴埋めでした。事務用品、日用消耗品、電材、家具、園芸品などのおよそ30種類のジャンルに分類されており、その番号を覚えたり、接客の基礎を覚えたりしました。その後、レジに入り、レジ打ちの人の横でサッカー(商品を袋に入れる)をしながらレジ業務を覚えていきました。
レジも機械としての種類は自動か手打ちのどちらかなので、さほど難しくはないのですが、とにかく商品の種類が多いのが大変でした。
日用品関係は包装してあるものが多いので、バーコードが見つからないということは少ないです。困るのがコンクリブロックやレンガなどむき出しの商品や植物。バーコードがはがれていると、同じ商品を探しに行くのですが、慣れない内はどこに何があるか全然わからず、お客様をお待たせしてしまうことも度々ありました。
また、重たい商品も多いので、うまく体を使って運ばないと腰を痛めることもありました。慣れてくると、アルバイトの女子高生も飲料水のケースを2つ一気に運んだり。生セメントを担ぎ上げたりしていたので、かなり体の鍛えられる職場だったと思います。
覚えることが様々なジャンルに渡って多い仕事ではありますが、その分日常生活へのフィードバックも多いです。
植物の栽培に必要な三要素、テレビのアンテナコードの種類、家具の組み立て方など、学生の内に覚えておいて損はありません。大きな荷物の運び方なども体得できるので、体も鍛えられました。
休憩時間や残業計算も割としっかりしているので、比較的安パイなアルバイト先だと思います。