ブックオフでアルバイトをする場合、新人にまず求められるのは何といっても『挨拶』です。
お客さんとしてブックオフに行ったことがある方ならお分かりいただけると思いますが、他の古本競合店に比べて挨拶が凄いです。サンドウィッチマンのコントでネタにされるぐらいですからね(笑)
ですので、挨拶をすることに抵抗がある恥ずかしがり屋さんには敷居が高いアルバイトと言えるでしょう。
ここではブックオフの仕事内容について記事にしていきます。
目次
仕事を始める前にすること
朝礼での唱和
ブックオフの仕事といえば、中古本の買い取りと販売ですが、新人がまず覚えるのは、朝礼での唱和です。
だいたいの方が、採用されて、一度お店に呼ばれて唱和が書かれたプリントを手渡されます。
そして、店長から一言。「初出勤までに、この唱和を覚えてきてください。」と言われます。
唱和の内容は、仕事へのあり方や、お客様への心の持ち方などなどが盛り込まれています。
最後には、サービス業では欠かせない「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」等の発声練習も入っています。
少し、宗教臭いところもあり、初めてバイトで入った人はどの人も驚いた表情をしていた記憶です。
そんな、唱和を覚えいざ初出勤。唱和を初めから上手く言える人は少ないとは思いますが、先輩バイト達の声の大きさは凄いです。
そして速攻店長から、「もっと大きな声で!」と厳しいお言葉が飛んでくることでしょう。(店長によっては違うかもしれませんが。)
職場の教養
そして、「職場の教養」という冊子を毎日一人が読まされます。内容としては、サービス業においてこんなことがあったよ。という文章が一日一文書かれているものです。
そこから、読んだ人は3分の感想をみんなの前で話します。
みんなの前で、その場で読んだものを言葉にすることは難しいです。しかし、そういった人の前で、すぐに考え、発言できる思考を養わせているのではないかと思います。
ブックオフの仕事内容
本の買い取り・販売
そして仕事内容ですが、ご存じのとおり本の買い取り・販売がメインになっています。
買い取りについては、独自の買い取り方法を教えてもらい、一人で買い取りができるようになるまでは、先輩バイトなどにチェックしてもらいながらなので、安心してできると思います。
そして、買い取った本を研磨機で本を削り、茶色くなった部分を取り除きます。そして、本の汚れなどを専用の布で拭きあげ、新しいタグを貼って棚へ並べます。
本以外の買い取り・販売
実は、ブックオフは本以外にも買い取り販売をしています。
それは、ゲームやCD、洋服などです。販売対象物が増えている傾向にあるので、あまり興味のなかったジャンルも次第に詳しくなってきます。
あとは、慣れてくるとバイトも担当のジャンルに付けられます。
それは、本の部門であれば「少年コミック」や「少女コミック」などです。その担当がまた大変なのですが、毎月の売り上げについて考えなければなりません。
何故、このジャンルは売上が下がっているのか、どうしなければならないのか。を店長と相談しながら改善していかなければなりません。
覆面員が!?
そんな、ブックオフも全国で接客などの調査のため覆面員が入ります。
それは、全国順位が出るのでどの店も少し意識した接客になります。ちなみに、全国3位くらいまでは、ちょっとしたご褒美があります。
意外と、体育界系な面も持ち合わせたブックオフではありますが、やりがいのある仕事だと思います。
本好きには最適のバイト
当サイトに投稿いただきました体験談を掲載します。
私は3年間ブックオフでアルバイトをしていました。漫画が好きで駅からも近いといった特別な理由もなく応募をして、実際に働くことになりました。
勤務自体は個人的に楽しく、小説や単行本の作者を覚えたり、売れている作家を知ったりすることにも繋がったので、やってよかったと思います。
リサイクルショップであるため、店頭に並んでいる本は基本的にお客様からの買い取りです。
大体のお客様は一度に何十冊もの本をお売りになり、そのお金でまた新しい本を売るということを繰り替えているみたいです。
今流行りの本が買い取りに出されるとお店側としてはテンションが上がります。当然買い取り額も高いです。
また、たまにDVDやCDが買い取りに出せることがあるのですが、若い世代が知らないような古い型のものでも、いざ買い取ってみると、想像以上に高値であることも多く、人気、希少な作品であるということも知ることができます。
1年間という短い間でしたが、買い取り、棚だし等を通して、非常に多くの作品を知ることができて、新たな興味も持つことができました。これが私の思い出です。