アルバイトを始めようと思った時に不安になるのはやはり「人間関係」ではないでしょうか。
仕事自体はやる気があるけれど人間関係が得意でない、上手くいかなかったらどうしようと考えるとアルバイトを始める勇気が出ないという感じでしょうか。
確かに、アルバイト先というのは当たり外れが大きいものです。つまり当たりの職場でアルバイトをすればとても楽しく働いてお金をいただける上に友達が増えたりといいことだらけです。
一方で外れの職場であれば仕事がきついのはまあ仕方ないとしましても、人間関係が悪い、最悪な場合上司からのパワハラ、セクハラ、同僚アルバイトからのいじめなどで人間不信になってしまうこともあります。
目次
いじめの例
- 休憩中に罰ゲームと称して暴力を振るわれる
- 仕事中に明らかに仕事と関係無いことを強要される
- バイトが終わってから無理やり飲みにつれていかれる
- 皆の前で屈辱的な言葉を浴びせられる
- 同僚全員から無視される
- 仕事を妨害される
- 過大な仕事を任される
- 仕事が与えられない
あきら
いじめ(パワハラ)の多くは先輩から後輩、社員からアルバイトなど立場の強い者から弱い者へと行われます。
いじめのキッカケ
これは学生のいじめでも同じことが言えますが、目立ってしまうことでパワハラの対象になりやすいです。
例えば、
- 仕事の覚えが悪い
- 仕事が遅い
- コミュニケーション能力に欠ける
自分より人間的に劣っていると思われパワハラの対象になります。
マイナスな要素も挙げられますが、その反面、
- 凄く頭が良い
- 凄く仕事ができる
- 凄く社交的
など、プラス要素でも妬みからパワハラの対象になりやすいです。
妬みによるパワハラは男性より女性の方が圧倒的に多いですがね。
さおり
バイト先でイジメに遭った場合の対処法
記録をつけておく
アルバイトに入ってよくあるのが上司や先輩からの指導に見せかけたいじめ、いびりです。
特に飲食店などは忙しいピークタイムなどは人が変わって恐ろしくなる人が必ず一人は二人いるものですから、最初からそれは覚悟しましょう。
少なからず理不尽とも思える叱責や怒号はあるということです。悪気のないタイプであればいいのですが中には自分のストレス発散をしている悪意の固まりタイプもいますのでそういったタイプに目をつけられますとやっかいです。
対処法としましては記録をつけておくことです。何を言われた、されたといったことは証拠がなければ訴えることはできないにしてもそれでもないよりはマシです。あんまりひどいようであればレコーダーなどで暴言を録音するのもアリです。
シフトを減らして自分を守る
だんだんと仕事に慣れてきても職場内でのイジメじめが辛い、こういったことで辞めたいと考える人も多いです。
これはアルバイトに限らず社員でもあることです。残念なことですが、職場のイジメじめは多いです。
ただアルバイトの強みは社員ではないことです。つまり週に5日8時間労働と決められているわけではありません。
イジメられていることを相談しても「気のせい」「気にしすぎ」と誤魔化されてうやむやにされる可能性が高いです。
本当はイジメじめられていると気がついていても上司も責任をとりたくないのでそういった姑息な手段に出る場合もあります。
いい対処法としましては、こちらも何も言わずただ学校の都合、家庭の事情といった感じでシフトを減らしていくのです。
出勤できる日を少なくすれば自分のバイト代も少なくなるし何のメリットがある?と思われるかもしれませんが、これは無言の抗議でもあり、また「このまま辞められるのでは」と上司に思わせる効果があるのです。実際、慣れたバイトに辞められたら困るのは上司や周りのバイトなのは明白です。
立ち向かうのも一つの手
正社員なら我慢してでも行く必要はあるかしれませんが、アルバイトだと我慢して仕事するぐらいならさっさと退職して新しいアルバイトを探すほうがいいかもしれません。
ただ、その考えでは次のバイト先でまた同じイジメに遭った時も、またすぐに辞めてしまう癖がついてしまうので、根本的な解決にはなりません。
イジメにあったからと言ってすぐに逃げ出すわけでは無く、戦う意思を見せなければいけません。
学生や20代前半のフリーターであれば、今後就職して同じ様なパワハラを受けるかもしれないので、今のうちに耐性を付ける為にもあえてパワハラに向き合ってみることも今後の自分を成長させるための試練だと思って立ち向かってみて下さい。
どうやって立ち向かうの?
一番効果的なのはイジメをしている先輩や上司に、何で自分に対してイジメ行為を行うのか具体的に理由を聞いてみて下さい。
喜怒哀楽を見せずに淡々と問い詰めてみましょう。
パワハラしてる奴の多くは、まさか自分に意見を言ってくるなんて思わないのでそこで怯みます。
自分の意見を主張するだけでも全然違います。
それもで収まらない場合
それでもイジメを続けるようであれば、次にイジメをしてる上司や先輩に相談してみましょう。
その上司がまともな人であれば、そこでパワハラをしている部下に指導が入るのでこれまでと同じように イジメを続けることは困難になるでしょう。
上司や先輩があてにならばい場合
もう個人レベルで言っても解決しないので、会社に対して訴えかけましょう。
労働基準法では、会社は労働者の安全配慮義務を果たさなければいけないと定められているので、会社側はパワハラを防止することに勤めなければいけませんので、こちら側の訴えを無視することは出来ません。
総合労働相談コーナーを活用しよう
総合労働相談コーナーとは、パワハラに限らず労働条件うや募集・採用など、労働問題に関するあらゆる分野についての労働者からのご相談を、専門の相談員が受けてくれる国の機関です。
無料で活用できるので、まずは電話で相談してみて下さい。
相談は匿名でも可能なので安心です。
詳しくは厚生労働省の総合労働相談コーナーのご案内を参照して下さい。
脅しには毅然とした態度で
お人よしの人ほどアルバイト先でイジメじめにあっても責任感からかずっと我慢して続けてしまうことがあります。
またバイト先の店長や社員などに「急に辞めるのは許さない」とか「〇〇日前に言わないと法律違反だ」とか「給料を払わない」と脅し文句を言われることがあります。が、これらは全く気にする必要はありません。
たとえ急に辞めたとしても働いた分はちゃんと払わなければならない、これは当たり前のことです。
かつて、ブラックな飲食店で勤務していた経験から、突然辞める、電話をしても繋がらなくなるアルバイトの子、社員を見てきました。
それでも給料はちゃんと振り込まれますし、パワハラ、イジメじめで訴えられたら困るのは雇っている側です。ですから脅されても毅然としましょう。
どうしても怖いという場合は親に出てもらうのも全然アリですよ。怒って親が辞めさせるパターンもありましたし、親がブラック店長の顔を見たいとお店に来たこともありましたし、電話で文句を言ってきたこともありました。
まとめ
以上、アルバイト先でいじめにあった時の対処法でした。どこの職場でもいじめはあります。ですが、アルバイトのいいところは辞めてもまた違うアルバイトに就けることです。
一旦正社員として就職してしまえば辞める手続きもありますし引継ぎなどですぐには辞めにくいです。そう思えばアルバイトというのは手軽に色々な経験を積ませてもらえるわけですし、一つの場所に固執することもないのです。
そもそもアルバイトにいじめをする職場の方が問題を抱えています。通常はアルバイトというのは大切にするものですから。
あきら
もしもいじめにあったら、自分を犠牲にすることはありません。気を楽にしてしっかり楽しく働けるアルバイト先を見つけましょう。