街中の交差点でたまに椅子に座って車を見ながらカチカチとカウンターを押してる人がいますが、これが交通量調査のお仕事です。
交通量調査のアルバイトは1日から短期で働くことができて給料もすぐに支払われるので、ちょっと小銭が欲しい時に重宝するアルバイトです。
ここでは交通量調査のアルバイト経験がある方の体験をもとに交通量調査バイトについて深く掘り下げていきます。
目次
交通量調査の仕事内容
交通量調査の仕事はその名の通り交通量を調査する仕事です。
国道や高速道路の降り場付近の交差点の脇に椅子を置いて、車やトラックなど通過するたびに押して1時間あたりどのサイズの自動車(バイク)が何台通過するのかを膝の上に置いた上図の様な複数の数取器を使ってカチカチと計測します。
車以外にも自転車や歩行者を対象にした調査もあります。
自動車であれば「軽自動車」「小型車」「普通車」「軽貨物」「2tトラック」など分類してそれぞれでカチカチ数を計測していきます。
歩行者であれば通過するまで時間がかかるので、ゆっくり計測できますが、車はすぐに通過していきますので、車のナンバー等を見て瞬時にどの区分の車なのかを判断しなければいけませんので、特に高速道路の降り場付近の交差点では、物凄いスピードで通過していく車が多いので結構大変です。
勤務時間や休憩などのシステム
委託している会社や現場にもよりますが、基本的には12時間か24時間拘束になります。(長時間勤務が原則となります)
3人で1組になって2人が計測している間は1人休みとった感じで、2時間働いて1時間休みのローテーションで勤務します。
適当に休憩をとっても良い現場もあるので、その辺りの勤務状況は事前に確認しておく必要があります。
ちなみに、私が作業していた仕事場所では休憩時間(お昼)だけは1時間ほどと決められていましたが、そのほかは疲れるので適当に休憩をとってくださいというもので、決められておらず初めての交通調査の仕事でしばし休憩もせず黙々とカチカチと押していました。
この適当に休憩してくださいというのが厄介でした。ほかの人(たぶん慣れている人)はなぜかもくもくと休憩もせずカチカチと押し続けていました。
本当に1時間に一度ぐらいは椅子から離れて歩いたり何か飲んだりして欲しかったです。慣れない私はしばらく拷問のようにひたすら耐え続けました。
座ってただただカチカチと車の数を数えるのがここまでしんどくて疲れるなんで思ってもいませんでした。
アルバイトの探し方
求人サイトで探すのが一般的です。
「ジョブセンス」では常時50,000件以上の仕事情報を掲載しているので、当サイトでもお勧めしている求人サイトになります。
経験者に聞いてきた!
研修はあるのか?その内容
現場で知り合った方が前に働いていた会社では1日だけ研修があったみたいですが、私が仕事をした現場では研修はありませんでした。
研修などもなくとりあえず座って、車が来たらただただ押すだけなので研修なんて必要ないと思います。
ただ自動車の場合はナンバーを見て車の区分を判別しなければいけませんので、そのことについては当日説明がありました。
収入はどれぐらいか?
一番気になる点だと思います。
私が働いた現場では、日給八千円ぐらいだったと思います。
拘束時間が予め決められているので、時給ではなく日給が一般的です。今思えば安かったなと。カチカチと押しながらも甘い考えだなやめとけば良かったなとそんな事ばかり考えていました。
辛いことは?
冬場であればとにかく寒さです。
私が働いたのは11月でしたが、寒くて寒くて分かっていたのにひざ掛けなど寒さの対策をせずひたすらに寒さに耐えました。
そしてじっとしているのでとにかく飽きてきます。
どんどん車の来る道路だったのではじめは緊張と焦りと責任感でしまった今の車は何だったかなとかてんぱりますが1時間もすれば飽きます。
友人と一緒でしたので話をしながらだと時間も早く過ぎて楽勝だと思っていましたがだんだん話すこともなくなり無言でただひたすらカチカチ押していました。
知らないおじさんも一緒だったのでおじさんに話を聞かれているなとおもって具体的な話もできないしとにかく話の話題もなくなってとても辛かったです。休憩の1時間はとにかくファミレスに行き暖をとりぐったりしていました。
そしてとにかく寒いでのおトイレに行きたくなるのですが準備されているはずもなくいちいちコンビニやお店におトイレを借りに行くのが面倒でしたしとても行きにくかったです。
寒い時期はおトイレ近くなるで本当に辛かったです。
また。こんなに車を数えても日によって違うだろうなんでこんな事してるんだろうなと思ったりそしてマスクなどもしていなかったので喉はイガイガしてくるし汚い話ですが帰ってから鼻をかんだら黒くて衝撃を受けたのを覚えています。
空気の悪い場所での長時間労働は本当に辛かったです。
向いている人、向かない人は?
向いている人はまず車が好きな人。
車が好きな人であれば色々と思いを巡らせたり今度はあの車買いたいな、乗ってみたいななどなど考えながらだと結構時間が早く過ぎるのではないでしょうか。私は車にも興味なくとにかくぼーっとしてしまい眠気がしんどかったです
座っているのが苦でない人。
座ってられなくなったら立ったり座ったりを繰り返しました。カチカチの仕事をしている人は結構そうしていたように思います。腰痛もちではない人。腰痛もちなら相当辛いと思います。悪化しそうだと思います。
カチカチと適当にできれば良いのですが生真面目な性格では辛い仕事だと思いました。
どんな人が働いているのか?
働いている人本当に様々でした。
私たちのように学生もいましたがやはり男性が多くて、どうしてこんなしんどい仕事してるのかなぁ車が好きなのかなぁ、しかも一人で参加かとかまだまだ若かったので様々な想像をしました。
慣れているおじさんはとにかくすわってぼーっとている人もいました。
こんな感じで過ごさないともたないなぁとも思いました。話しかける感じでもなくこの空気感も辛かったです。
気力が必要です。体力も若干ですがいるように思いました。
体験談を聞いてきた
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さおり
良い体験談
通行人の数を数えたり、車の通行量を数えるアルバイトをしたことがあります。
カウンターと呼ばれるものをカチャカチャ押して数を数えるだけのアルバイトなので難しくもなく仕事そのもは楽なアルバイトといえます。
退屈しないようにそれなりの通行量があればいいですが、あまりないとかなり暇な感じです。逆に多いとひたすら数えることになるので少し大変ですがそれでもカウンターを押すだけなので何とかなります。
それよりも外でカウント作業することが多いので雨の日や気温が暑い日、寒い日、直射日光の当たる場所などでしなければならないときは大変です。しかし気軽にできるので単発でやるアルバイトとしてはいいと思います。
この仕事で一番持って行って良かったと思ったアイテムがあります。それは音楽です。
ヘッドフォンで音楽を聴きながら作業していると本当に救われました。これさえあればなんとか終わりまでやり遂げられる!そう思いました。
友人も持ってきていたので中盤からはただただひたすら音楽を聴いて妄想をして作業していました。好きな曲が違う友人だったので交換したりしてなんとか楽しもうと頑張りました。
悪い体験談
あまりにも暇で妄想をしていました。この人はこんな感じでお金が必要で仕方なくこの仕事をしてて明日も朝から出勤かなぁなどなど。
本当に何か考えてないと睡魔が襲ってきますし辛くてやってられませんでした。この時間をどう乗り切ろうかそればかり考えていました。
私は冬場の作業でしたが夏場の場合だと本当に厳しい職場だと思います。必ず体調崩す人がいると思います。
それとも過酷すぎて夏場はこの仕事はないかもしれませんね。