大学生ならノリで友達同士でスキー場でバイトも行きやすいですが、フリーターや無職の方がいざスキー場で働こう!と思っても、一緒に住み込みで働いてくれる友達を探すのってなかなか難しいですよね。
そうなると一人で応募して働くことになるんですが、雪山に篭もったことが無い方からしてみれば、みんな友達同士で応募してワイワイガヤガヤ楽しみながら働いている場面を想像すると、一人でその輪の中に入れるだろうか・・・そう思いますよね。(私の様に人見知りな方だと余計に)
私も一人でスキー場バイトにチャレンジしたことがあるので、その時の体験談や実際一人で篭もってみてどうだったのかを記事にしていきます。
目次
一人でスキー場バイトに挑戦!
2年前、初めて1人でスキー場バイトに挑戦してみました。場所は長野県。住み込みで2週間ほど。寮は女性専用寮1人部屋。月1000円の光熱費で、まかない付きでした。仕事がきつかったらどうしようとか、話す人がいなかったらどうしようとかたくさんの不安を抱えたまま新幹線に乗りました。
まず結論から言うと、1人で行ったほうが良いです!たくさんの事を学べます。たくさんの人に出逢えます。年末年始だったこともあり、色んな年代の人にも出逢えました。
別の場所で正社員をしている大人で、気分転換も兼ねてスキー場でバイトしている方もいらっしゃいました。私はそのスキー場バイトで、2年経った現在も頻繁に連絡を取り合う友達を得ることができました。
友達同士で来ていた人は、その友達同士で常に集まっているので、新しい出会いを求める方は絶対一人で参加した方がいいです。
スキー場バイトの1日
朝はモーニング、休憩を挟んでスキー場バイト、夜はお休みです。朝のモーニングはスキー場に隣接するホテルで働きます。会場はたくさんあり、大体同じメンバーで割り振られます。
朝は早いですが寮から近いこともありそこまで苦ではありませんでした。ただ、朝はとても寒い!羽織れるものはたくさん持って行ったほうが良いです。
雪が積もっているので早めに出てゆっくり歩いたほうがいいです。とても寒い日には地面が凍結していました。モーニング会場は休暇で来ているお客さんが多く、みなさんのんびりなので怖いお客さんはあまりいません。
ホテルということもあり丁寧な接客を学べます。正社員の人は休憩もなく連日働いているにも関わらず、丁寧なサービスを提供します。ちなみにあまり大きい声では言えませんが、お局さん的なパートのおばちゃんもいました。
最初は何かする度に注意されて、影でバイトの事を悪く言っていましたが、最後はみんな仲良くなっていました。お局さんの仕事へのこだわりもすごくて、私は今もそのスキー場バイトで学んだ接客や仕事の仕方を活かして仕事ができています。
休憩時間。定期的にきちんともらえました。友達ができるチャンスです。そのスキー場バイトでは大きな食堂がありました。
何度か顔を合わせるうちに話せる仲間が出来ていきます。中国からの留学生の人もいました。全国のリゾートバイトを制覇することが目標だという人もいました。普段は銀座で飲食店の正社員だという人もいました。様々な話を聞けます。しかも意外に1人で来ている人が多いです!
私が見た限りでは80~90%が1人で来ていました。人と話したい人がたくさんいます。
午後からのスキー場はなんといっても寒いです。中に着れる服はたくさん必要です。しかも、街までが遠いので買い足せません。要注意です!
仕事はインストラクターだけでなく案内もあります。お客さんに喜ばれることが多いので仕事にはやりがいがあります。ちなみにお客さんが少ない日もあるのでそんな時は滑らせてもらえます。暗くなるのが早いので仕事は意外に早く終わります。
夜。このスキー場バイトの寮には大風呂がついていました。勤務場所が違っていてもお風呂で仲良くなった子もいます。
大風呂は寮から少し離れていましたが、都心では見ることのできない星空が広がっています。天の川を見ることができました。テレビしかないので夜は長いです。
なにか時間がつぶせるものを持って行った方がいいかもしれません。私は友達とモーニングの仕事でもらったパンでパーティーしたり、トランプをしたりして遊んでいました。勉強をする時間も十分取れました。
休暇は友達作りのチャンス!
休暇。2週間もいれば2日くらい休暇をもらえます。私は幸運なことに仲のいい友達と休暇を合わせてもらえました。
ホテルの周りを散策したり、歩いて30分ほどのお土産屋さんを覗いてみたりしました。コンビニを見つけました。驚いたことに20時で閉まります。休暇の時にお客さんとしてスキー場を利用させてもらえたり、モーニングを割引で食べさせてもらえたりしました。都会にはない環境に驚いたり癒されたりしながら休暇を過ごしました。
やっぱり寂しい瞬間もある
1人で来ていて悲しいことは、辞めるタイミングがバラバラなことです。年末年始で2週間いる人はなかなかいないらしく、友達みんなを見送る形になりました。たくさんの友達が先に帰っていきました。
しかしまたたくさんの新しい人が入ってきます。今度は自分が教える番になり、仕事が忙しくなるとあっという間に2週間が立ちました。私が帰るとき、友達はもうほとんどいなかったけど仲良くなった正社員さんが1時間以上かかる駅までわざわざ送ってくれました。
最後に・・・
1人で行ったスキー場バイトでしたが、友達と参加していた時よりも毎日が新鮮で忘れられないものになりました。
そこで出逢った人々や風景、仕事に対する姿勢はずっと心の中に残っています。1人でも大丈夫です!社会人になれば嫌でも1人です。強くなれます。
「稼げる」「生活費が節約できる」そんな気持ちで応募したスキー場バイトでしたが、人生で最も学べる時間となりました。もし迷っている人がいたら、ぜひ1歩踏み出してもらいたいです。